シニア向け分譲マンションは新築と中古どちらがメリットがあるか!

不動産知識

シニア向け分譲マンションとは、「高齢者の方が快適に暮らせるように設計されたマンション」です。例えば、「バリアフリー」「エレベーター」「防犯カメラ」「コンシェルジュサービス」「介護サービス」などの設備や機能が備わっています。

宅建士/FPの筆者がシニア向けマンションを比較検討した記事を投稿しています。是非参考にしてください。👀”シニア向け分譲マンション”で「ゆとりある老後生活」を実現させましょう!

シニア向け分譲マンション購入時のポイント

シニア向け分譲マンションの購入は、新築と中古のどちらがメリットが高いかは、一概には言えません。予算や希望によって異なります。ただし、シニア向けマンションは、一般的なマンションと比べて、「価格が高い」「需要が少ない」「売却が難しい」と言われがちです。そのため、購入する際には、「家族への相続計画」「リフォームや修繕の必要性」「管理費や修繕費の負担」などを考慮する必要があります。

マンションの耐用年数は47年寿命は100年以上と言われています。シニア向け分譲マンションの場合、人生100年時代と言われていますが、実際に入居する期間は20年以下になることも想定されることから、中古マンションも十分検討する価値はあります。まずは場所や環境を重視して決定するべきと考えます。

「家族への相続計画」

もし家族への相続のことを考える必要がなく、予算に余裕がある場合は、さらに「ノンリコース型」リバースモーゲージ型住宅ローンも利用して、新築の豪華なマンションも検討できます。「ノンリコース型」は相続人が残債を返済する必要がないタイプのため、亡くなった後のマンション売却問題で、相続人の家族に負担をかけないで済みます。

「リフォームや修繕の必要性」、

シニア向けマンションも一般のマンションと同じなので、リフォームは可能です。価格の安い中古マンションを購入し、自分の好みにリフォームすることも魅力的と思います。(念のために確認は必要です)

「管理費や修繕費の負担」

一般のマンションと比べ、施設が充実していることから毎月の管理費や修繕費は高くなります。高くなる面はリゾート風マンションで優雅に暮らす費用と割り切る必要があります。新築のマンションを購入する場合は、「修繕積立基金」と「管理準備金」が必要になる場合があります。次項で説明しているので続けて読んで下さい 

「管理準備金」や「修繕積立基金」とは

新築マンションを購入した時の費用に「修繕積立基金」「管理準備金」が必要になる物件が多くあります。

修繕積立基金とは

「修繕積立金」と新築購入時の「修繕積立基金」の違いについてですが、「管理費」と一緒に毎月必要になる費用の「修繕積立金」は、区分所有者が管理組合の形で積み立てる、長期にわたる建物のメンテナンスのための費用で、定期的に行われる大規模修繕や台風や地震など突発的な事故で発生した修繕などに必要な資金をまかなうため、毎月徴収して積み立てておく費用です。

一方、新築購入時の「修繕積立基金」は、新築マンションを購入する際に、建物の将来的な修繕費用を積み立てるために必要な費用です。

以上のように、「修繕積立金」「修繕積立基金」は、それぞれ異なる目的で必要とされるものです。

「修繕積立基金」は新築マンションの購入時に支払う費用の一つで、毎月支払いが必要になる「修繕積立金」とは別になります。

「修繕積立基金」は売却しても返却はされませんので、中古でマンションを購入した場合には、通常は「修繕積立基金」を支払う事はありませんし、売却をしても返還はされません。

しかし念のために、中古マンションを購入する際には、「修繕積立金基金」が必要か不必要か、現在どのようになっているかについては確認しておくようにしましょう。

管理準備金とは

新築マンションを購入した時の費用に「管理準備金」が必要になる物件があります。

新築マンションの場合、一斉に引き渡しが行われるわけではないため、引き渡しを受けると、すぐに生活を開始できるように、マンションの管理は事前にスタートしておく必要があります。

通常、管理会社は、引き渡し前から消耗品の発注、管理人の募集、採用、火災保険の契約、点検業者との契約などを進めておかなければならず、新築マンションの共用部分には清掃道具や消耗品などが何もない状態ですので、引き渡し時に管理を始められるように、管理にかかる費用が最初に必要になってきます。

このように最初に管理をするための費用などに「管理準備金」が充てられます。

読んでいただきありがとうございます

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